ケーススタディ

液晶・半導体等ハイテク分野の優良製造メーカー(日本企業)

国際物流支援サービス

案件内容

超精密機械の日中間一貫定温輸送、および、搬出入支援

荷主・顧客企業のご要望や課題
ハイテク分野の装置製造メーカーであるカーレントサービスの顧客企業が、液晶カラーフィルター製造装置を中国法人に納品するという計画が浮上した。
当中国法人は、大手日系企業が上海で現地企業との合弁で設立した製造会社であり、顧客企業および納品先企業どちらも、製品輸送に関しては非常に高い品質を求めていた。
クリアしなければならない主だった輸送品質条件としては、定温(指定温度+-2度まで)、振動防止、製品搬入後のコンテナー回収への対応などであった。

上述したような品質条件の下でサービスを提供できる企業は日本に多くは存在しない。
しかしながら、カーレントサービスには今回の輸送案件と同様の案件について、十分な経験と実績を有した社員がいる。
カーレントサービスの担当者は、国内外の協力業者と共に迅速に輸送計画の立案を開始した。

弊社の解決方法
まず、カーレントサービスは、今回の輸送で必要とされる超精密機械用のエアサス仕様空調コンテナーを確保した。
輸送対象物が超精密機械であるため、製品にダメージを与える可能性のある工程は極力避けるのがよいという判断の下、一切の木箱梱包は行わず、帯電防止シートとエアキャップのみで製品を包装し、コンテナーに固定する方法を採用した。
さらに、海上輸送中も、積込港である山口県下関から荷揚港である中国上海まで弊社の担当者が製品と同じ船に乗り、定期的に温度の状況をチェックしながら海上を移動し、品質維持に努めた。

中国内陸輸送に関しては、現地協力会社との綿密な事前調整の下、日本国内での輸送品質と同等の品質を保つよう十番に配慮した。

結果
中国地方の生産工場を出発してから2週間弱で製品は無事に目的地に搬入された。

また、今回の輸送で使用した空調コンテナーの日本への返却輸送も問題なく終了した。

カーレントサービスは、顧客企業および関係各社から、今回のような特殊輸送を実行、および、コントロールできる数少ない物流会社の一社として非常に高い評価を受けた。

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