新聞掲載記事

物流ニッポン(物流ニッポン新聞社)2011年9月26日号

物流ニッポン 平成23年9月26日号 不用品買い取りサービス 利益の一部を顧客に還元

 

【以下新聞記事全文】

 

カーレントサービス(保坂高広社長、東京都大田区)は、オフィス移転時に発生する不用品を買い取るサービスの提供で、顧客の囲い込みを図っている。保坂社長は「売却額と買い取り額の差額が利益だが、収益を追求している訳ではない。『もったいない』との思いや顧客サービスの一環」と話す。

 

オフィス移転の際には、大量の不用品が出ることもあり、サービスを提供している。デスクや机、パーテーションなど物品は多種多様。近頃は書類の電子化に伴い、キャビネットなどが多いという。自社倉庫でパソコンのデータ消去も行う。

 

不用品を引き取る際、金額が付かない物品も多い。ただ、売却益が発生した場合には顧客に利益の数%を還元。保坂氏は「金額にしたらわずかだが、顧客の囲い込みやリピーターの創設など意義はある」と強調する。

 

一方、自社内でも、取引先から無償提供された床材を再利用するなど、環境負荷低減に努めている。社内の応接スペースも社員が自主的に、カーペット貼りをしたという。

 

保坂氏は「ただ運搬するだけで利益は出ない。運送プラスアルファのサービス提供が重要で、他社との差別化を図るべき」、と話す。今期も東日本大震災の影響を受けつつも、新規顧客開拓を進め増収増益を見込んでいる。

 

 

物流ニッポン 平成23年9月26日号

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